【要点】
◎Mythos級AIの登場で脆弱性発見と悪用が急速に高度化し、企業にはAIを活用した継続的な防御体制と迅速な脆弱性管理への転換が求められている
【要約】
Anthropicの「Claude Mythos Preview」を契機に、AIによる脆弱性発見・悪用能力は飛躍的に向上し、1万件超の重大・高リスク脆弱性が発見されるなど、サイバー防御の前提が変わり始めている。Mythos級AIは複数の脆弱性を組み合わせた攻撃やエクスプロイト生成を自律的に実行でき、他社AIも同等水準へ近づいている。脆弱性件数の急増により人手だけでの対応は限界に達しており、企業にはAIをCI/CDへ組み込んだ発見・修正・トリアージの自動化が不可欠となる。一方で、ネットワーク分離、多要素認証、多層防御、迅速なパッチ適用といった基本的なセキュリティ対策は引き続き防御の基盤として重要とされている。
【図表】
表 Mythos Preview登場までの経緯
AIによる脆弱性発見能力が急速に向上(出所:Cloud Security Allianceの資料などを基に日経コンピュータ作成)


図 脆弱性を発見・悪用する能力を測るテスト結果の一例
AIモデル全体が進化(出所:英AI Security Instituteのデータを基に日経コンピュータ作成)
表 アンソロピックによるMythos関連の主な経緯
Mythos級AIを一般公開、ただし米国人のみ(出所:米アンソロピックの発表などを基に日経コンピュータ作成)


図 1年間に公開された脆弱性情報の推移
2025年に公開された脆弱性は4万件を突破(出所:米マイターや米FIRSTのデータを基に日経コンピュータ作成)
出典: https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/020600014/070200231/
【ニュース】
◆「Mythos」の衝撃 脆弱性の嵐に備えよ (日経XTECH, 2026/07/06)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/mag/nc/18/020600014/070200231/
【関連まとめ記事】
◆AI: Claude Mythos (まとめ)
https://vul.hatenadiary.com/entry/Claude_Mythos